塗装治具

マスク治具(塗装・蒸着など)

マスク治具とは

製品の一部を加飾する際に、マスキングテープなどで禁止面を覆い、塗装・蒸着を行う工程が必要になります。量産品の工数低減、品質の向上を目的として、マスク治具が製作されます。
アテネでは、コア技術である高精度の電鋳技術を用い、複雑な3D形状にも対応できる高品質なマスク治具を製作しております。
また、長年のノウハウを駆使し、蓄積した職人技術によって最も効率的な方法をVE提案させて頂いております。

精密な電鋳技術と熟練の職人技術


主に利用して頂いている素材

  • プラスチックめっき・蒸着製品
  • 各種プラスチック製品
  • 金属プレス製品
  • ダイカスト製品
  • その他の塗装製品

主な利用業種

自動車関係

エンブレム類、ラジエターグリル、ランプ・レンズ類、ホイール類、メーター類、バンパー、ナビ・オーディオ類、バイザー、インパネ関連、ステアリング類、その他内外装部品各種

弱電関係

テレビ前面パネル、オーディオパネル、クーラー前面パネル、ビデオパネル

その他

プラスチック成形電鋳金型、プレス用金型、化粧品ケース、家具飾り板、事務用機器、玩具関係(植毛及び塗装)、光学関係、自転車関係

製品事例の一例(自動車関連)を見る


マスキングテープによる塗装工程との比較

利点

樹脂成型品に限らず、マスクを必要とする製品には、安定した高品質を得られる、アテネのマスク治具をご利用下さい。お客様の生産設備、環境に合わせた最適なマスク治具を提案致します。

  電鋳マスク治具 マスキングテープ
見切り 常時安定したラインが出ます。 くっきりとラインは出ますが、
塗膜厚分の段差が出来ます。
作業性 取り扱いは簡単です。 テープを貼る前段取り、貼る作業、
剥がす作業の付帯作業を要します。
品質 安定しています。 1点1様です。
洗浄 見切りに塗料が積もったら
洗浄することにより、
何度も使用できます。
ゴミの発生と共に、
テープ剥がしの後に
粘着物の除去が必要です。
量産性 生産量が多いほど、
メリットが出ます。
量産には不向きです。

用語解説

電鋳

電気鋳造の意味で、ここでは厚いニッケルめっきのことです。

見切り

加飾面と禁止面の境目で、治具の爪先になる部分。治具の生命線と言っても過言ではありません。

素材

生地・ワーク・成形品・サンプルとも言います。

マスク

上治具とも言い、塗装禁止面を覆うカバーです。見切り形状によっては金属(Fe・SUSなど)や樹脂(ジュラコン・ウレタンなど)で作成する場合もありますが、基本的には電鋳(Ni)により素材形状を忠実に反転させて作成します。

受台

素材をはめ込み固定させる台です。素材の材質やお客様の用途により、材料は樹脂やゴム及び電鋳にて素材形状を忠実に反転させて作成します。又、素材の形状によっては金属(Fe・SUS・合金など)にて作成する場合もあります。

手載せ式治具

蝶番がついていない治具のことを言います。マスクを挟んだり、押さえたりの固定をしない場合がほとんどですので、試作治具や見切りラインの単純なものに適します。

蝶番式治具

受台とマスクが蝶番を支点に開閉します。(マスクは脱着洗浄出来ます)。固定してロックされる為、洗浄時まで、安定した見切りラインを表現できます。

H/V(ハンドバーチカル)式治具

蝶番にてマスクを閉じた後に、受台を手動で上下昇降させるユニットです。主に蝶番式治具ではマスクが抜けない場合に使用します。リフト式・シリンダー式とも言います。

エアーバーチカル式治具

マスクの開閉及び、受台の上下昇降をエアーシリンダーにて自動で行うユニットです。主に大きな素材や重量がある治具で、作業性が悪い場合に使用します。 例)30インチ~の大型薄型テレビなど

UAM/UAM-S式治具

動作はエアーバーチカル式治具と似ていますが、構造的に、より重量の重い成形品の場合に使用します。 例)インパネなど